7/22 クラ選1日目 アルビユース VS柏ユース @前橋市宮城総合運動場陸上競技場
今年もこの大会の季節がやってきた。
U-18年代のクラブユースチームの日本一を決める大会である
しかも、今年は尋常じゃない暑さ。
早期の梅雨明けとともに、連日猛暑日が続いている。
その点を考慮してか、前後半とも40分ハーフの試合が35分ハーフに短縮。
また、各日の第2試合の開始時間が10分前倒しとなった。
グループステージは、A~Hまで全8グループあり、各グループ4チームずつの構成。
まずはベスト16入りを賭けて、グループ内での総当たり戦を行う。
アルビユースは、柏ユース、鳥栖ユース、G大阪ユースと同じCグループに入った。
この4チームの、現在の所属リーグと7月21日時点での順位は下記の通り。
柏ユース・・・プレミアリーグEAST 6位
強豪揃いで「死のグループ」とも呼ばれているが、
逆に言えばそれだけ戦いがいがあるとも言える。
そのアルビユースの初戦は、前橋市の宮城総合運動場陸上競技場にて
柏ユースとの対戦となった。
前半立ち上がりは柏ユースのペース。
度々ゴール前に攻め込まれるが、DF陣が体を張って守り切る。
アルビユースのファーストシュートは、前半11分。
右SH辻椋大君が右サイドのスペースへドリブルで持ち込み、遠目からのシュート。
このシュートを皮切りに、アルビユースがチャンスを作り始める。
その直後には、左サイドを攻め上がったFW鈴木良太君がコーナーを獲得。
キッカー本間至恩君の蹴ったボールにCB木村瑞紀君が合わせるも
相手GKがキャッチする。
さらに前半17分には、CB木村瑞紀君のヘディングでのクリアを
左SH柴崎太一君が拾い、左サイドのスペースへ抜け出した本間至恩君へ。
ゴール前までドリブルで持ち込みシュートを放つも、
惜しくも相手GKとDFに阻まれクリアされる。
徐々にボールが持てるようになり、立て続けにアルビユースのチャンスが続く。
1分程の給水タイムを挟んだ後も、流れを掴んだのはアルビユース。
前半25分には、ヘディングの競り合いでこぼれたボールを
ボランチの小田奏君、和田翔琉君と繋ぎ、前線の本間至恩君へ収める。
そこから左サイドへ展開し、左SBの押久保汐音君が中にクロスを送るが、
相手DFに跳ね返されてしまう。
前半32分には、再び左サイドからチャンスが生まれる。
左SBの押久保汐音君からFW鈴木良太君へボールが渡り、左サイドを突破。
中に送ったクロスのこぼれ球に、詰めていたボランチの小田奏君が
シュートを打つも、枠の外。
続く34分には、CBの岡本將成君がいい形でボールを奪い、前線の本間至恩君へ。
その本間至恩君がドリブルで相手選手をかわして抜き去り、
シュートを放つも相手DFに阻まれてしまう。
両チーム点が入らぬまま、前半を終了して0-0。
シュート本数は新潟が5本、柏が2本。
ピンチもあったけれど、強豪相手に押し気味に試合を進め、
チャンスを多く作っていたのはアルビユースだったと思う。
それだけに、欲を言えば先制点を取りたかった前半でもあった。
後半立ち上がりは柏ユースがペースを握る。
アルビユースは前半ほど攻め込むことが出来なくなり、
柏ユースにボールを拾われ、持たれる時間が多くなる。
後半11分には、相手の決定的なシーン。
右サイドを突破され、上げられたクロスボールを相手FWにヘッドで合わせられ、
それがクロスバーを直撃。
何とかDF陣がはじき出し、事なきを得る。
この流れを変えるべく、後半12分には右サイドを突破しようとした
右SH辻椋大君がファールをもらい、少し離れた位置からのFKを得る。
キッカー押久保汐音君の蹴ったボールがヘッドでの競り合いの末、
ゴール前に落ちるが、シュートまでは至らない。
直後には、本間至恩君が高い位置でのインターセプトでボールを奪い、
ドリブルで持ち込み、FW鈴木良太君へスルーパスを送るが、
上手くトラップ出来ずに流れてしまう。
惜しくもシュートまでは持ち込めないものの、流れを引き寄せようとする
意気込みが感じられる。
後半の給水タイムを挟んだ後は、再び柏ユースにボールを持たれ、攻め込まれるが、
アルビユースも負けじとチャンスを作ろうとする。
均衡が破れたのは後半33分。
相手のロングスローをゴール前で上手く合わせられ、先制点を許してしまう。
それまでしっかり守れていただけに、ほんの一瞬の隙が生まれてしまった。
直後には、GKとDFの連係ミスからボールを奪われ、2失点目を献上。
そのまま試合は終わってしまい、0-2での敗戦を喫した。
勝てそうな雰囲気もあったし、
最低限引き分けで勝ち点1を取るチャンスもあっただけに、
何とももったいない失点での敗戦となってしまった。
ポジティブに良かった点をあげるとすれば、
インターセプトなどいい形でボールを奪えると、それがそのまま速攻に繋がり、
決定機を多く作れてたところ。
特に、CB岡本將成君のルーズボールへの嗅覚は素晴らしく、
彼のボール奪取が攻撃の起点となり、チャンスへと繋がるシーンが多く見られた。
落ち込んでいる暇はなく、試合はすぐにやってくる。
中0日で翌日は鳥栖ユースとの試合。
短期間で気持ちを切り替えるのは大変かもしれないが、
めげずに残り2試合を戦ってほしい。
頑張れアルビユース!